Luke Littler と Luke Humphries は、ここ数年 PDC で最も対戦を重ねてきた2人で、ファンの間では「Battle of the Lukes(二人のルーク対決)」と呼ばれています。年齢差は10歳以上、デビューの時期も違いますが、同じ「Luke」という名前を持ち、どちらも頂点まで駆け上がったことで、今のダーツ界で最も注目される対決になりました。ここまでの対戦成績の流れと、お互いがこの対決をどう語っているかをまとめました。
世代の違う二人のLuke
ハンフリーズは1995年、イングランドのレディング(Reading)出身、愛称は Cool Hand。トップ戦線に定着するまで時間がかかったタイプです。リトラーは2007年生まれ、わずか17歳で世界選手権決勝に進出しており、二人には10歳以上の年齢差があります。二人が本当の意味で並べて語られるようになったのは2024年世界選手権決勝。当時16歳だったリトラーが初めて決勝に進出し、対戦相手がハンフリーズでした。この試合はハンフリーズが7-4で制し、同時に世界ランキング1位にも輝いた、二人にとって初めての本格的な大舞台での対決でした。
2025年:リトラーが決勝で連続してハンフリーズを撃破
翌年、形勢は完全に逆転しました。2025年World Grand Prix決勝では、リトラーが6-1で大勝。同年のGrand Slam of Darts決勝でも、リトラーが16-11でハンフリーズを下し、連覇を達成しました。この勢いに乗って、リトラーは2025年11月に世界ランキング1位に到達、18歳299日という史上最年少記録で、2014年に Michael van Gerwen が打ち立てた24歳251日の記録を塗り替えました。
2026年:ハンフリーズが連敗を止め、再び拮抗
2026年前半、ハンフリーズは Masters、Premier League、Nordic Darts Masters と、たびたび最終レグでリトラーに競り負けていました。6月のUS Darts Masters決勝では、ハンフリーズがようやく最終レグを8-7でしのぎ、タイトルを防衛して連敗を止めました。ただ、その主導権が長く続くことはなく、同年5月のPremier League決勝ではリトラーが前年の借りを返す形で11-10で勝利。9月のCzech Darts Open決勝でもリトラーが8-6で制し、これが現時点での最新の対戦結果です。
ハンフリーズはこの対決をどう語っているか
ハンフリーズはこの対決の重みについて、何度も公の場で語っています。2025年10月、World Grand Prix準決勝後の取材で、今のダーツ界には見応えのある試合がたくさんあるとしながらも、自分とリトラーの対決こそが世界ダーツ界で最大のカードだと今でも思うと語りました(原文:"There's a lot of good games in the world of darts nowadays, but I still think that me and Luke is the biggest game in world darts.")。2026年6月にUS Darts Mastersで優勝した後の取材では、一方的な対戦はライバル関係として健全とは言えないとしつつ、最近は自分がリトラー相手に安定して勝てるようになってきており、それは競技全体にとって良いことだと語りました。それでも、2026年2月にWinmau World Masters決勝を6-5で落とした後の取材では、まだ言い切るのは早いかもしれないと前置きしつつ、リトラーはすでに史上最強のダーツ選手だと思うと語っています。
コート外ではチームメイト
個人戦では真っ向勝負を続ける二人ですが、イングランド代表としては同じチームを組みます。2026年World Cup of Darts決勝、フランクフルトでリトラーとハンフリーズのペアはオランダの van Gerwen / van Veen 組を10-5で破り、イングランドとして史上6度目の優勝を果たしました。息の合ったチームプレーは、個人戦での一進一退の攻防とはまったく別物です。
リトラーがどうやって初の世界タイトルを手にしたか知りたい方はリトラーの2025世界選手権制覇の道をどうぞ。ヨーロッパのトップ選手をもっと知りたいならヨーロッパのスティール選手ガイドへ。二人のルークの対決はまだまだ続いています。その熱量を自分でも味わいたいなら、AI DARTS の台は24時間開いているので、メニューはこちらから。