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選手紹介

Luke Humphries ってどんな選手? 不安障害を乗り越え世界チャンピオンになった Cool Hand Luke

Luke Humphries(ルーク・ハンフリーズ)は2024年の PDC 世界チャンピオン。愛称は Cool Hand で、世界1位の座に2年近く就いていました。この記事では愛称の由来、本人が公に語ってきた不安障害の経験、頂点までの道のり、そして Luke Littler とのここ数年の対決をまとめます。

青いシャツで試合に臨むイングランドのダーツ選手 Luke Humphries のアップ
Luke Humphries、愛称 Cool Hand、2024年 PDC 世界チャンピオン。写真:Darts Actueel / Wikimedia Commons, CC BY 3.0。

Luke Humphries とは:屋根職人を6年やっていたイングランドの選手

Humphries は1995年にイングランドの Reading で生まれ、2010年にダーツを始めました。プロになる前は6年間屋根職人として働き、2018年に PDC のツアーカードを取ってからプロ一本に。2019年、初出場の世界選手権でいきなりベスト8に入り、同じ年に PDC 世界ユース選手権で優勝しています。現在は婚約者の Kayley と子どもたちと Crewe に住み、使っているのは Red Dragon の22グラムのシグネチャーモデル。入場曲は Kaiser Chiefs の「I Predict a Riot」です。

「Cool Hand Luke」という愛称の由来

由来は1967年のポール・ニューマン主演映画『暴力脱獄』。原題が Cool Hand Luke で、彼と同じ名前だったことから付きました。この愛称はそのまま彼の舞台上のイメージになり、どんなに競った展開でも落ち着いて見えます。ただ本人いわく、その落ち着きの裏にはつらい時期がありました。

本人が語ってきた不安障害

Humphries は自分のメンタルヘルスについて何度も公に話しています。2019年、ドイツで開かれたヨーロピアンツアー(German Darts Open)の試合中に不安発作を起こし、後に「キャリアが終わると思った」と振り返っています。プレッシャーでダーツをやめることも考えたそうです。いちばん正しかったのは、医者にかかって自分の気持ちを正直に話したこと。両親もずっと支えてくれたと話しています。

2026年9月の Sky Sports のインタビューでは、今もときどき不安になる瞬間はあるけれど、対処の仕方は分かってきたと語りました。「どこまでも落ちていくことはない。それがいちばん大事だと思う」。あのとき助けを求めていなければ、頂点に立つ今の自分はいなかったとも話しています。

2024年世界チャンピオン、そして世界1位へ

ブレイクは2023年。初のメジャータイトル World Grand Prix を取り、続けて Grand Slam of Darts と Players Championship Finals も制しました。2024年1月3日の世界選手権決勝では、当時16歳の Luke Littler を7対4で破って優勝し、同時に世界1位に。その座を2025年11月まで守りました。2024年には World Matchplay、2025年にはプレミアリーグも制し、世界選手権・World Matchplay・プレミアリーグの3大タイトルをすべて取った史上4人目の選手に。先の3人は Phil Taylor、Gary Anderson、Michael van Gerwen です。

Luke Humphries vs Luke Littler・2024 PDC 世界選手権 決勝ハイライト:7対4で優勝。「ふたりの Luke」の対決はここから始まりました。

Humphries vs Littler:ふたりの Luke の対決

あの決勝以来、ふたりはダーツ界でいちばん比べられる組み合わせになりました。2025年後半は Littler が決勝で連続して彼を破り、11月に世界1位を奪取。2026年も Masters とプレミアリーグの決勝で Littler に敗れましたが、6月の US Darts Masters 決勝で8対7と一矢報いました。一方で試合の外ではチームメイト。2026年にはイングランド代表として一緒にワールドカップを制しています。対戦の全記録はLittler vs Humphries 対決史で。

Humphries の現在

2026年9月時点で Humphries は世界2位。今年もすでに複数のタイトルを取っていて、9月の Belgian Darts Open 決勝では Jonny Clayton を8対6で下しました。前回の世界選手権は準々決勝で Gian van Veen に1対5で敗退。今年12月に開幕する2027 PDC世界選手権では、Littler に次いで注目される名前のひとつになるはずです。

ほかのトップ選手はヨーロッパのハードダーツ選手紹介で。不安でやめかけた選手が、のちに世界チャンピオンになった。行き詰まったときに助けを求めるのは恥ずかしいことじゃない、という話でもあります。自分でも投げてみたくなったら、AI DARTS は24時間営業。メニューはこちら。

読んだら、自分でも台で投げてみる?