2021年世界ダーツ選手権決勝でのガーウェン・プライス(Gerwyn Price)のゲイリー・アンダーソン(Gary Anderson)撃破は、ウェールズダーツ史上最も重要な夜であり、同時に世界選手権決勝史上最も驚異的な単セット平均を残した試合でもあります。プライスは7-3でアンダーソンを下し、史上初のウェールズ出身世界チャンピオンとなりました。
元ラグビー選手、2度の世界チャンピオンに挑む
プライスは元プロラグビー選手で、転向後にようやくダーツのトップに定着した経歴を持ちます。対戦相手のアンダーソンは既に2度の世界チャンピオン(2015年、2016年)で、大舞台の経験も豊富。決勝はロンドンの Alexandra Palace で2021年1月3日に行われました。ウェールズの挑戦者と、実戦を積んだスコットランドのベテランの対決です。
1-1で追いつかれた後、プライスが突き放す
アンダーソンは序盤に1-1まで追いつきましたが、そこからプライスが主導権を握り、5-1までリードを広げ、完全にウェールズ人が試合を制する展開になりました。
第6セット:平均136.64、決勝史上最高記録
この夜最も驚異的だった場面は第6セットです。プライスは最初の2レグを11投と12投で連取し、あと1投ダブル12を決めれば世界選手権決勝史上2度目の九鏢完美局(ナインダートフィニッシュ)になるところでしたが、外してしまい、代わりに10投でレグを決め、セットを3-0で奪いました。このセット単体の平均は136.64に達し、今もPDC世界選手権決勝史上最高の単セット平均とされています。
ダブル5で決着、ウェールズ初の世界チャンピオン
プライスはダブル5で試合を7-3に決め、生涯初の世界タイトルを獲得、史上初のPDC世界選手権を制したウェールズ出身選手となりました。この勝利で世界ランキング1位にも登り、優勝賞金50万ポンドを獲得。ウェールズダーツ史上最も重要な一夜となりました。
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