知野 真澄は、日本のソフトダーツ界を代表する人気選手で、愛称は「貴公子」。2014年にPERFECTの年間王者となり、年間最優秀PPDと最優秀MPRも同時に獲得して、PERFECT史上初の三冠王になった。この記事では、知野 真澄の歩み、2014年のシーズン、2015年に香港で手にした国際タイトル、そして本人が語る試合への向き合い方をまとめる。
知野 真澄とは:東京生まれ、高校でダーツを始めた
知野 真澄は1987年9月28日、東京都生まれ。身長184cm、右投げ。高校2年の夏休みに親戚に連れられた店でダーツを初めて投げ、翌年1月にその親戚がCafe Bambooを開業。店の隅にマシンが置かれ、放課後に通ってカウントアップの記録更新に夢中になった。Cafe Bambooは今もホームショップだ。2007年にダーツメーカーDMCとスポンサー契約を結び、D-CROWNの年間ランキングで2010年、2011年と2年連続2位、2012年に1位となって、D-CROWN最後の年間王者になった。
2014年:PERFECT年間王者と史上初の三冠
D-CROWN消滅後、知野は2012年にソフトダーツのプロツアーPERFECTへ移籍したが、1年半勝てなかった。初優勝は2013年6月、愛媛大会の決勝で山本信博を破ったとき。本人は、この不振の時期が2014年の飛躍につながったと振り返る。乗り切る方法はシンプルで、どれだけ負けても試合に出続けること。不調で姿を消していく選手を何人も見てきたから、「自分は絶対に消えない」と決めていたという。
2014年は年間6勝。第13戦から第16戦まで4連勝し、あと2戦を残して、熊本大会の決勝で浅田斉吾を破り年間王者を決めた。この4連勝は当時のPERFECTで前例のない記録だった(翌年、浅田に塗り替えられた)。年間表彰では最優秀PPD(01の1ダーツ平均点)と最優秀MPR(クリケットの1ラウンド平均マーク数。2つの数字の見方はこちら)も獲得。PERFECTがスタッツランキングの公表を始めた2012年以降、三冠を達成したのは知野が初めてだった。この年の横浜大会(第10戦)では決勝に進み、がん手術から復帰したばかりの山田勇樹に敗れている。
2015年:香港で優勝、SUPER DARTSは初戦敗退
2015年4月、知野はPERFECT年間王者として日本代表に選ばれ、香港で開かれた第11回ADA(アジアダーツ協会)国際ダーツツアーのスーパーワン(男子シングルス、各国の最強1人が出場)に出場。決勝の相手はフィリピンのローレンス・イラガンで、701の3レグ先取。フルレグの5レグまでもつれ、最終レグはダブル18で決めて優勝した。PERFECT公式の連載によると、日本人初のスーパーワン優勝だった。
同じ年、DARTSLIVEのSUPER DARTSには招待選手として出場したが、初戦でエイドリアン・グレイに敗れた。2017年にはファン投票1位で再び出場権を得ている。
ハードダーツの舞台:PDCチャレンジトーナメントと世界選手権
知野はハードダーツにも挑戦している。2016年にPDCチャレンジトーナメントのThe Finalで優勝し、2017年のPDCワールドチャンピオンシップ予選ラウンドの出場権を獲得。マレーシアのTengku Shahに1-2で敗れた。同じ大会の2014年の決勝では村松治樹と対戦し、知野は準優勝だった。
プレイスタイル:精密機械とポーカーフェイス
PERFECT公式の連載は、知野を「精密機械」と評している。フォームが安定していて、表情はほとんど変わらない。本人によると、ポーカーフェイスは自然にそうなっていることが多く、感情が出そうなときだけ意識的に抑えるという。負けた試合の後は、技術ではなくメンタル面だけを振り返る。技術を疑うと自信が揺らぐからだ。動画を見たら気持ちを切り替える、それが本人の言う「切り替え」。理想は、01なら9ダーツ、クリケットなら全ラウンド9マークでMPR8以上の完璧なダーツだ。カウントアップの自己ベストは1290(満点は1440)。スタンスはオープンで、スローラインの左側に立ち、体重はほぼ右足に乗せる。
現在の知野 真澄
年間ランキングは2016年、2017年が2位、2018年が3位。その後は浮き沈みがあるが、2026年もPERFECTツアーに出場している。2015年のインタビューでは「60歳までトップ選手として試合に出続けたい」と話していた。Phoenixの公式Virtual Dartsにも知野のバーチャルプレイヤーが収録されている。AI DARTSの機台はPhoenixだが、そのモードが店で使えるかは現地で確認してほしい。
知野 真澄の原点は、1台のマシンとカウントアップの記録だった。他の日本人選手も知りたい人は日本のトップ選手紹介もチェックしてみてほしい。自分のスコアも残したいなら会員システムもどうぞ。AI DARTSではPhoenixのソフトダーツ機台を24時間稼働中、メニューはこちら。